自転車を自分でメンテナンスしたり、部品を交換したりする為には、工具が必要です。ホームセンターで売っているような工具だけではなく、自転車専用の工具も必要になります。今日はこれまでに購入した工具についてまとめてみたいと思います。
一般的な工具
1.ドライバー(ねじ回し)
ホームセンターで売っている一般的なものを使っています。ねじの頭のサイズが色々あるので、プラスドライバーは2番と1番(少し小さいもの)を揃えておくといいと思います。合わないのを無理矢理使うとねじの頭を空回りしてしまい(ねじがナメる)、ねじを回せなくなります。極端に安いのは先端の強度が低く、潰れやすい感じがします。
2.モンキーレンチ
先端の幅を自由に変えることができるので、1本のレンチで様々なサイズの六角ボルトを締めたり緩めたりすることができる万能工具です。工具箱に1本あると日常様々な場面で活躍します。
3.組スパナ
モンキーレンチがあればいらない、という考えもありそうですが、モンキーレンチが入らない狭い場所のねじを回すときにはサイズごとのレンチが活躍します。自転車いじりでは13㎜、15mm、17mmをよく使います。
固く固着したねじを外す時には、六角をしっかり掴めるソケットレンチが便利です。1セット持っておくと、日曜大工でも重宝します。
4.六角レンチ
六角穴のついたねじを回すのに使います。100均でも入手できますが、ハンドルが長いほうが力が入るので1組そろえておいたほうが便利です。ボールポイントとは、狭い場所などで斜めにかけても回せる機構です。
5.ワイヤーカッタ
シフトワイヤーやブレーキワイヤーを交換する時に使います。切れないニッパーほど危険で後処理が面倒なものはありません。そんなに高くないので自転車いじりをするなら購入したほうがいい工具の一つです。
6.パイプカッタ
フォーク交換をしたとき、ステムのパイプを切るのに使いました。長すぎるマウンテンバイクのハンドルを街乗り用に短くするのにも使いました。使用頻度はあまり高くありません。
2.自転車専用工具
1.ロックリング締付工具
スプロケットを交換する時、ロックリングを緩めるのに使います。
スプロケットが空回りしないように、チェーン付きの工具で固定する、となっていますが、古いチェーンで代用できます。[下の記事の中にやり方が書いてあります。 中古で購入したマウンテンバイク、伸びていたチェーンを交換したところ、以前よりも変速の調子が悪くなりました。ディレイラーの調整をしても状況は改善されませんでした。調べてみると、チェーンがかかるギアの部分 ... 続きを見る
参考マウンテンバイク フロントシングル、10速化 ZTTO
2.ボトムブラケットを外す工具
スクエアテーパタイプのボトムブラケットを外すときに必要になります。これとM8のボルトを組み合わせて工具が外れないように固定し、足でゆっくり踏み込めば固着したねじも外れました。
3.シマノホローテック2型のボトムブラケット用工具
新しいボトムブラケットを取り付ける時に使いました。あまり使用頻度は高くなさそうですが、これがないと締め付けができないようです。
4.ミッシングリンクプライヤー
今までのチェーンはピンで固定するタイプでしたが、新しいチェーンにはミッシングリンクがついてきました。チェーンをつなぐときにはこれが無くても何とかなりますが、外す時にはこれがないと私は外せませんでした。これは台湾製で、値段も安く注文した翌日に郵便で届きました。
5.コッタレスクランク抜き
安いのも出回っていますが、これはシマノ純正を買ったほうが良さそうです。私が買った激安品は、2回使ったらねじ山が潰れて入らなくなってしまい使えなくなりました。まさしく安物買いの・・・でした。
6.チェーンカッタ
チェーンを交換する時、新しいチェーンの長さを決める時に使います。カッタという名前ですが、実際には切断するのではなく、チェーンをつないでいるピンを押し出すことでチェーンの連結を解除する為の工具です。安いのを買いましたが、今のところ不具合は出ていません。
パーツを交換しようと思っていざ作業を始めたら、途中で専用工具が必要なことに気づいて作業中断、ということがこれまで何度もありました。(私の段取りが悪いだけですね(;'∀'))そして専用工具が微妙に高い!というのも悲しいところです。
いっそのこと、最初からセットで買っておいたほうが安く済んだのかもしれません。
以上、これまでに購入した工具についてまとめてみました。工具の価格はピンキリなので、自分の用途や好みにあわせて選べるのも楽しいところです。私は比較的予算優先で購入してきました。繰り返しになりますが、コッタレスクランク抜きはシマノ純正をオススメします。クランクのねじ山潰すと大変なことになりました。
工具や部品を選んでいる時間も楽しいですよね(^^♪